新校本　宮澤賢治全集〈第13巻 上〉覚書?手帳

1.たえざる変化?解体?転生を特徴とする賢治作品の、多くの初期形や先駆形を「本文」として掲出し、推敲異文のすべてを「校異」に記録。<br>2.原文尊重原則を徹底。やむを得ず校訂した場合は、その箇所を〔　〕で括って一目瞭然となるようにし、巻末の校訂一覧を併せ参照すれば、容易に原文を復元できるようにした。<br>3.「校本全集」刊行後に発見された新資料（童話の原稿2枚、書簡など）をすべて追補。ノート類の写真を大幅増補。<br>4.「校本全集」では最終巻にひとまとめにされていた補遺?補説を、それぞれ該当する巻に編入。<br>5.人名?題名、その他重要語句を網羅した索引を別巻とする。<br>函入り?ソフトカバー装、「本文篇」と「校異篇」を分冊するという斬新な造本体裁で読者の使いやすさを追求した。<br><br>～～～～～～～～<br>この本の内容<br>賢治の文学?思想?生活のエッセンスがちりばめられた手帳?その全ページを写真版とともに掲出する。また唯一の理論的著述の覚書「農民芸術概論」も収録。本文篇と校異篇からなる。